CMで話題のロキソニンテープとは

ロキソニンテープは第一三共ヘルスケアなどが販売している要指導医薬品のいわゆる湿布薬です。
第一三共ヘルスケアの公式サイトでは優れた鎮痛消炎効果をもつ医療用成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を医療用と同量配合し、肩・腰・関節・筋肉の痛みに優れた効き目を発揮し痛みの芯まで直接浸透。
つらい痛みにしっかり効き、腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫に効果を発揮すると宣伝してます。
価格はロキソニンSテープが包装単位7枚でメーカー希望小売価格980円(1,058円)、包装単位14枚のものが1,580円(1,706円)で販売されています。

ロキソニンテープの秘密はロキソプロフェンという成分にあります。
ロキソプロフェンは化学構造的には、プロピオン酸系に分類されます。
プロピオン酸系は解熱、鎮痛、消炎作用を均等にもち、比較的副作用の少ない系統です。
有効成分ロキソプロフェンはプロスタグランジン(PG)の合成酵素シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することにより、炎症を引き起こすプロスタグランジン(PG)という物質の生合成を抑制する作用があります。
これをテープを通して皮膚から患部に浸透させることで炎症が鎮まり、腫れや痛みがやわらぎます。
ただしロキソニンテープは病気の原因そのものを治すことはできなく、あくまで症状をやわらげる対症療法の薬です。

使い方は簡単で表面のフィルムを剥がして1日1回貼るだけです。
ただし15歳未満の使用は禁止されています。
また1日4枚以上貼る、連続して2週間以上貼り続けるといった使い方もやめるよう注意書きに書かれています。
これは飲み薬タイプの湿布薬に比べれば僅かであるものの、副作用が存在するため大量使用は危険だからです。
また第一三共ヘルスケアでは「この医薬品は、薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい」と注意を呼びかけています。

湿布薬のモーラステープの違いと副作用

湿布薬にはロキソニンテープの他にも類似商品としてモーラステープが存在し主に久光製薬などが販売を行っています。
両者はどちらも体内の「痛み、炎症、発熱」などを引き起こす物質である「プロスタグランジン」が作られるのを抑制することです。
炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げる効果がある非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)タイプの痛み止めです。
モーラステープは成分がロキソプロフェンではなく、ケトプロフェンとなっています。

ではロキソプロフェンとケトプロフェンでは何が違うのかというと実は違いは殆どありません。
どちらも比較的副作用が少ないプロピオン酸系で効果もほぼ同じです。
違いはモーラステープは関節リウマチに対する適応があるのとくらいです。
値段の違いも僅かなのでどちらを購入してもいいでしょう。

ただしモーラステープではごくまれにですが光線過敏症の副作用が発生することがあります。
光線過敏症はいわゆる日光アレルギーで日光を浴びた際に、皮膚が赤くなる、水ぶくれ、かゆみを伴う皮疹などの異常が発生する症状です。
とはいえ発症する人はほとんどおらず、湿布を貼っている部分を衣服やサポーターなどで隠し、紫外線が当たらないように工夫することで予防も可能です。

プロピオン酸系の薬品は飲み薬タイプの小腸・大腸の狭窄・閉塞が重大な副作用として記されていますが、貼り薬タイプにはこの追記がありません。
用法、容量を守って使う分には安心して使える医薬品といっていいでしょう。

ただし喘息などアレルギー性の病気のある人が使うと危険な場合があります。
また鎮痛薬や解熱薬の服用で喘息発作を起こしたことのある人は使用してはいけません。
こうした症状を過去起こした人は必ず医師や薬剤師に報告して使用できるかの確認をしましょう。

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